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KPIとKGIの違いは?それぞれの意味や具体的な設定方法を解説

2025-01-08

KPIとKGIは互いに密接した関係にありますが、その意味は大きく異なります。KPIはKGIを達成するための中間目標となる指標で、KGIは企業が目指すゴールともいえる指標です。本記事では、設定するメリットや方法について解説します。

KPIとKGIの違いは?

KPI(Key Performance Indicator)とは「重要業績評価指標」であり、KGI(Key Goal Indicator)とは「重要目標達成指標」のことです。KPIはKGIを達成するための中間指標、KGIは売上高や成約数などの最終目標の指標です。

KPIとKGIは、どちらも成果を測るときの指標ですが、何を評価するのかに違いがあります。KPIは過程を評価し、KGIは結果を評価するものです。

KGIは企業や組織が目指す最終的なゴールであり、KGIを明確に設定することで、中間指標であるKPIの指標が設定しやすくなります。KPIとKGIは別ものですが、KPIを一つひとつこなしてKGIを目指すという密接な関係性にあります。

また、KPIツリーとは、最終的にひとつのKGIにつながるように、達成に必要な要素であるKPIをツリーの枝葉のように段階的に設置した図のことです。KPIツリーを設定することによって、下位のKPIをこなして上位にあるKGIに到達する仕組みを取り入れられます。

KPIツリーは、目標達成までの全体像を視覚的にとらえられるメリットもあります。一般的に、KPIを設定するときは複雑になりやすいため、誰でも理解できるようにKPIツリーの設定が必要です。

KPIやKGIを設定するメリット

KPIやKGIを設定すると、企業や組織にとってさまざまなメリットが得られる可能性があります。ここでは、KPIやKGIを設定するメリットを5つ紹介します。

企業の方針・目標を明確に設定できる

KPIやKGIを設定すると、企業や組織の方針・目標を明確に設定することが可能です。KGIは企業や組織の最終目標ですが、KGIを企業全体で共有することで、あらためて経営方針の理解が深まるでしょう。

個人の目標もKPIを用いて評価すると、一人ひとりが何をすべきかが明確になります。個人の評価基準がはっきり示されていると、モチベーション向上にもつながるメリットがあります。

目標への進捗を確認できる

KPIやKGIを設定していれば、目標達成までの進捗を確認することが可能です。目標を達成するための手段や方向性を決めるのではなく、具体的な数字を設定するため、進捗状況は定量的に確認できます。

目標達成での進捗を定量的に確認できれば、取り組みに遅れがないか、見直すべきポイントがないかなどを確認することが可能です。必要に応じて施策を考えて改善することで、PDCAサイクルがより効果的に回るでしょう。

作業の優先順位が判断しやす

個人のKPIを明確に設定すると、一人ひとりが取り組むべき作業の優先順位が判断しやすくなるメリットがあります。設定されたさまざまなKPIを達成するために、自分が何を優先して作業すべきなのか、個人で判断する力を養える効果も期待できるでしょう。

また、KPIを設定するときは、四半期や半期などの限られた期間で設定されることが多いです。そのため、個人にとってはどれくらいの時間軸で作業を進める必要があるのかを判断できるので、より何を優先すべきか明確になるでしょう。

社員のモチベーション維持・向上につながる

KPIやKGIを設定すると、最終的なゴールだけではなく、達成するために何をすべきかを明確にできます。部門別に目標を決めておけば、自分が優先すべき作業がより詳細に可視化できるので、社員のモチベーションの維持や向上につながりやすいです。

誰かがやってくれると思わないように、一人ひとりの目標を設定して細分化することがポイントです。日々やるべきことを明確にできるため、作業への意欲向上にもつながるでしょう。

また、KPIやKGIは密接につながっており、社員は現時点で行っている作業が企業や組織の目標達成につながっていると認識しやすいです。企業や組織に貢献していることが伝わるため、モチベーションや仕事へのやる気が向上しやすいです。

ステークホルダーの理解を得やすい

企業の最終的なゴールであるKGIを設定することで、ステークホルダーの理解が得やすいメリットにつながります。ステークホルダーとは、取り引き先や株主、顧客などが挙げられます。

KPIやKGIを適切に設定すると、企業や組織が何を目指して経営を行っているのか数字で判断することが可能です。経営方針なども伝わりやすいので、ステークホルダーと取り引きしたりする際に資料として役立つでしょう。

とくに、指標が曖昧な企業や、KPIやKGIの一元管理ができていない企業は、KPIやKGIを適切に設定することで、取り引き先からの信頼度アップ、売り上げ向上などのメリットにつながる可能性が高いです。

KPIやKGIを設定する方法

KPIやKGIを設定するメリットを理解したものの、どのように設定すればよいかわからない場合があるでしょう。ここでは、KPIやKGIを設定する方法を3つのステップに分けて紹介します。

KGIの指標を決める

KPIを設定するときは、KGIから逆算して設定する必要があるため、まずはKGIの指標を設定することが大切です。KGIの指標を決めるときは、明確でありながら、現実的に達成できるものを目標として設定することがポイントです。

何を意識して決めればよいかわからない場合は、SMARTを意識してみましょう。S(Specific)は明確性、M(Measurable)は測定可能、A(Achievable)は達成可能、R(Result-oriented or Relevant)は結果指向や関連性、Tは(Time-bound)期限です。

明確性では、曖昧な表現をせずに、具体的な数字を用いて設定することがポイントです。たとえば、売り上げ向上ではなく、売り上げ80%向上などと設定すると、ゴール達成のために何をすべきか見えてきます。

測定可能とは、最終目標を達成するまでの進捗を測定できるかを指します。たとえば、6か月後に売り上げを前年比80%などのように決めておくと、決められた期間でどのような作業を行うべきなのかが明確になるでしょう。

達成可能とは、現実的に達成できる目標を設定することを指します。目標が高すぎると、社員のモチベーション低下の原因となるおそれがあるため、低すぎず高すぎない目標であるかをしっかり見極めることが大切です。

結果指向や関連性とは、企業や組織の本来の経営方針に沿った目標であるかを指します。期限とは、目標達成までに注力する期間のことです。期限が曖昧だと、計画性が失われてしまい、そのうち何を目標に作業をしているのかわからなくなるおそれがあります。

KPIの設定をする

KGIの設定が完了したら、KPIを設定していきます。KGIの設定と同じように、SMARTを意識しながら決めることで、適切なKPIを設定できるでしょう。KGIから逆算しながらKPIを設定していくことがポイントです。

たとえば、KGIが売り上げ80%向上の場合、商品単価を上げる、受注数を向上させる、などのKPIが設定できます。さらに、受注数を向上させるために、どのような施策が必要なのかを設定していくと、KPIの細分化が可能です。

KPIの具体的な数値を設定する

KGIをもとにKPIの設定が完了したら、KPIそれぞれを具体的な数値を用いて設定していきましょう。具体的な数値を設定するときは、現実的に達成できる数値を用いることが大切です。

営業部門の場合、KGIとして売り上げ金額や成約率などを設定しているケースが一般的です。たとえば、KGIが売り上げ前年比20%向上なら、顧客数アップなどがKPIとして挙げられます。

売り上げ前年比20%向上を目指すなら、顧客数をどれだけアップすれば、現実的に目標を達成できるのかを考えていきます。適切で具体的な数値を設定することで、定量的に進捗を確認できたり、優先すべき作業を判断できたりするメリットにつながるでしょう。

KPIやKGI設定の注意点は?

KPIやKGIを設定する際、ただ達成したい目標を設定するのではなく、注意点を把握したうえで決めることが大切です。ここでは、KPIやKGIを設定するときの注意点を4つ紹介します。

達成可能な数値を設定する

KPIやKGIを設定するときは、現実的ではない数値を設定しないように注意しましょう。達成可能な数値は社員のモチベーションを向上させる効果が期待できますが、現実的に達成が難しい数値はかえってモチベーションを低下させてしまうおそれがあります。

達成の見込みがないと1度でも思ってしまえば、仕事への意欲低下の原因にもなってしまいます。

数値化できる目標にする

KGIを設定するときは、数値化できる目標を立てるようにしましょう。数値化できない目標を立てた場合、達成率や進捗状況を評価しづらくなってしまい、目標達成に近づいているのかもわからなくなってしまいます。

たとえば、売り上げや顧客満足の向上などを目標に設定するときは、前年比20%などと具体的に数値化できるか確認しましょう。社員によって認識が異なるため、客観的で曖昧な目標とならないことがポイントです。

目標に期限を設定する

期限を設定せずにただ目標のみを決めると、どれくらいで目標を達成しなくてはいけないという危機感がなくなってしまいます。目標達成への優先度や意欲などが下がってしまうので、社員のモチベーション低下にもつながるでしょう。

KPIやKGIは、ただ設定して終わりではなく、目標達成するために行動することが大切です。期限を設定するときも、現実的に達成できそうな数値を決めましょう。

KPIは適度に細分化する

KPIは数値を用いて細分化することが大切ですが、適度に設定するのがポイントです。細分化しすぎると、本来の目標であるKGIを見失ってしまうおそれがあるので、細分化するたびにKGIと関連があるのかを確認していきましょう。

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まとめ

KPIやKGIは、数値などを用いて具体的かつ適切に設定することが重要です。社員のモチベーションが向上する、ステークホルダーの理解が得られるなどのメリットが得られる可能性があります。

また、ただ目標を立てていくのではなく、KPIの細分化や期限の設定などで、作業の優先度の可視化ができるようにすることがポイントです。KPIやKGIの管理を一元管理するにはツールを使用することをおすすめします。

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